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ネクタイの質を決めるもの その1

今日から数回に分けてネクタイの質を決めるものについて書いていきたいと思います。一言にネクタイの質といっても一般の人にはなかなか判断が難しいことだと思います。ネクタイの質を決める基本的なことは「生地」です。良質な生地が基本に無ければ、どんな縫製をしても

いいものは作れません。最近の生地は、技術や素材の進歩もあってプロが見ても見た目だけでは、なかなか判断できない部分もあります。

それでもどんな良質糸を使っても組織(織り方)がうまくいってなければ、やはりいい生地にはなりません。

▲ネクタイの質を決めるのは生地

ネクタイの生地は、経糸(たて糸)と横糸によって織り上げられていきます。色々な組織の組み合わせで柄を作っていくのですが、この経糸と横糸の組み合わせは無数にあります。基本的に経糸は1色で、黒糸を使ったものが最も多いです。この経糸に横糸をくぐらせて、柄を表現していくのです。その糸の密度を「打ち込み」等といいますがこの打ち込みが甘かったりすると、生地にコシがなくなってしまったり柄がリアルに綺麗に出なかったりします。ただ、打ち込みをあえて甘くすることによってより立体的に凹凸感を出してふっくらと仕上げるといった作りこみをしている場合もあります。その辺が職人の腕の見せ所といった所です。今日のところはネクタイの質を決める最も大きな要素は基本となる生地であるということをご理解していただければいいと思います。


オーダーメイド オリジナルネクタイ 作成 特注 仕立て 幅詰め 縫製工場

東京都八王子市 株式会社成光ネクタイ 代表取締役 栗原弘直

https://www.seikoh-neckwear.co.jp/

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コメント: 2
  • #1

    lxbfYeaa (日曜日, 10 7月 2022 05:42)

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  • #2

    lxbfYeaa (日曜日, 10 7月 2022 05:44)

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