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ネクタイの代表的な結び方

こんにちは。オリジナルネクタイ、オーダーメイドネクタイ、製作、縫製加工所の成光ネクタイです。

ネクタイには、結び方一つで印象が大きく変わる奥深い魅力があります。シンプルな一本の布に過ぎないようでいて、その結び方には文化や個性が宿ります。今回は、ビジネスからフォーマルまで幅広く使われる代表的なネクタイの結び方についてお話ししたいと思います。

まず最も基本的で万能なのが「プレーンノット(シンプルノット)」です。結び目が小ぶりで首元がすっきりと見え、どんな襟型のシャツにも合わせやすいのが特徴です。シルクやウールなど素材を選ばず、美しく整ったVゾーンをつくり出します。成光ネクタイの縫製では、この結び方を想定した芯地の厚みや柔らかさの調整も行っており、自然に締まる感覚を重視しています。

次に「ウィンザーノット」。英国のウィンザー公が愛用したことからその名が付いた結び方で、堂々とした左右対称の大きな結び目が特徴です。広めの襟型のシャツやフォーマルな場にふさわしく、自信と安定感を演出します。パーティーや式典など、装いに格を添えたい場面におすすめです。

また、もう少し柔らかい印象を出したい方には「セミウィンザーノット」が向いています。ウィンザーよりややコンパクトで、バランスの取れた結び目になります。適度なボリューム感があり、日常のビジネスシーンでも使いやすい万能型といえます。

もう一つ、知る人ぞ知るのが「セミフォーマルなスモールノット」。フランスなどヨーロッパでは軽やかで洗練された印象として好まれています。細身のネクタイや滑らかなシルク素材との相性が良く、さりげない個性を演出するには最適です。

ネクタイの結び方は、単なる実用ではなく「自分らしさを表現する所作」でもあります。朝のわずかな時間に、結び目を整える動作は一日の心構えを整える儀式のようなものです。成光ネクタイでは、そうした一瞬に寄り添えるよう、結んだときの形と緩みにくさを計算した設計を大切にしています。

同じネクタイでも、結び方が変われば印象は変わります。端正に結ばれたウィンザーは信頼感を、軽やかなプレーンノットは柔和さを、ハーフウィンザーは知性を感じさせます。一本のネクタイの中に、使う人の個性と美意識が宿るのです。

成光ネクタイでは、結び方や用途に合わせた最適な設計で、あなたの一日を支えるネクタイをお作りしています。結び目の美しさが映えるネクタイ作りに日々精進しております。

オーダーメイド オリジナルネクタイ 作成 特注 仕立て 幅詰め 縫製工場

株式会社成光ネクタイ 代表取締役 栗原弘直

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